運転免許証の再交付と更新と内容変更

　免許証の再交付や、更新の手続をすることは、免許証をお持ちの方であれば、あることと思います。
　ところが、再交付と更新とさらに内容の変更の手続きを両方しなくてはならなくなり、これを一度に一緒にしてしまいたいのだけれども、やり方がわからない、というご相談がありました。

　お話によると、いくつかの事情が重なってしまっていて、webなどで調べても、そのような場合の手続の方法がなかなか探せないということでした。
　確かに、ネット上ですぐに見つかるのは典型的な手続の方法が主です。
　そこで、ここで、再交付と更新と内容変更を一度にする手続について、述べておこうかと思います。

　まず、ご相談いただいた事情で特殊だったのは、
　　・免許証を紛失してしまった（そこで再交付が必要になった）
　　・紛失した免許証を使用中に結婚して姓が変わった（のに変更の手続をしていなかった）
　　・結婚とともに都道府県単位で住所地が変わった（ので手続する都道府県が変わった）
　　・紛失したのが、免許証更新手続の期間中だった（ので更新手続きもしなければならない）
　　
　上記のような状況で、この方は旧住所地の自治体で手続をしするよう、紛失届を出した警察署で指示を受けました。
　しかし、手続をしに行ったらそこでは手続出来ないと言われてしまい、かといって、どうしてなのか、詳しい説明がもらえなかった、ということのようです。

　免許証の持ち主の方は、他府県から東京都内に転居して来た方でした。
　すると、現在都内在住となるわけですから、まず、免許証についての手続自体を東京都で行う必要があります。
　そして、再交付と更新と内容変更の手続きは、東京都では、すべて一緒に、一度にすることができます。
　
　この時、持参するものが通常の更新のみの手続きと少し異なっていて、今回確認してみたところでは（2015.07現在）、
　　・更新ハガキ
　　・申請用の写真
　　・本籍記載の住民票（コピー不可）
　　・保険証、パスポートなどの身分証
　とのことでした。

　手続のために持参しなければならいものについては、その時々で確認するのが確実ですが、これは自身が手続をする都内の試験場などに電話で問い合わせれば、丁寧に教えてもらえます。
　また、試験場の日曜日の手続では一緒にできないので、平日に手続をする必要がある、とのことでした。
　あとは、再交付の窓口で、事情を説明すれば対応してもらえるようです。

　いかがでしたでしょうか。
　とはいえ、免許証に限らず、住所や名前の変更手続などは、放っておかずに、早めにしておいた方がよいでしょう。
　　
　また、運転免許証については、警視庁のＨＰに詳細があります。
　他の道府県で同様の手続をする必要が生じた場合は、該当の自治体ごとに問い合わせをしてみたください。